転職で視野に入れておきたい介護職の話

どうしても正社員になりたいなら、新卒採用時にしっかりと就職活動をするのがいいでしょう。原則として、正社員になれるのは新卒採用時ぐらいしかないからです。いつの時代も、中途採用で正社員になろうとするとかなり高いハードルをクリアしなければいけなくなります。まったく可能性がゼロではないのですが、新卒採用時のように誰でも正社員になれるのかといえば、かなり難しくなるのが実情です。

 一般的な会社なら、新卒採用時のタイミングに慎重に会社選びをして、安定した環境で働ける職場を得ることが賢明です。ただし、新卒採用といえども、競争率は高いので、誰でも就職活動をすれば正社員になれるというわけではありません。そのため、就職活動に失敗した方の中には、非正規雇用で働くという人も多いようです。

 しかし、そうした人も諦める必要はありません。例えば介護業界なら、中途採用組でも正社員への道は開きます。転職組でも正社員になれる業界は珍しいっかもしれませんが、介護業界はそれが可能です。厚生労働省の出している統計情報によると、介護の世界は8割の人が他の業界からの流入組だとされています。まったく別の場所で働いていた人や、フリーターをしていた人たちが、続々と介護業界に入ってきているようです。その大きな理由は「正社員になれるから」というものだと言います。確かに介護の世界は正社員になったとしても給料がそう高くないと言われていますが、やはり福利厚生の充実や賞与など、安定した待遇が得られるのは大きいです。仕事はハードだと言われていますが、慣れてしまえばなんとかなるものです。

 このような現実を知ると、介護業界は非常に狙い目であるということが分かります。現在非正規として働いているものの、正社員に憧れを抱いている方は、ぜひ介護業界に注目してみてはいかがでしょうか?